2012年06月09日

(A-1)シェラーグボルテン(Kjeragbolten)の上に立ってみる(準備計画編)

こんにちは、みなさん。だいごうろうです。
さて、今回のチャレンジは Kjeragbolten まで走って行き、その上に立ってみる。です。

Stavanger観光局からの画像

皆さんはこのような画像を見たことはないでしょうか?
この、絶壁の間に挟まっている丸い岩が今回の目的

Kjeragbolten

です。

この写真を見つけたときにぜひ私も乗ってみたい。一度は体験したいと思ったのでした。
たぶん0.5mmくらいの大きさでシェラーグボルテンが見えます

 
 
 


とは言え実はこの岩、高さ1000mの断崖絶壁の上にあるんです。聞いただけで軽くめまいがしますね。

右の写真はフィヨルドの下のほうからKjeragboltenを撮影したものです。画像中央やや左上のほうに崖と崖の間に挟まれた、けし粒みたいな岩が見えますか?
何しろ1,000mの高さなので下から見るとこの程度にしか見えません。
 
 
 

それでは、ワクワクゾクゾクしながら、周到な計画立案からはじめていきましょう。(計画編)

では、まず場所を・・・軽く調べてみるとどうやら家から8,500キロくらい離れているらしい。ちょっと遠いですね。行くのも大変そうです。そしてこれは帰ってきてからわかったことなんですが・・・
実はこのKjeragboltenの発音がわからずシュレーゲボルテンって読んでいたんですよ。しかし、帰ってきてからよくよく調べてみるとシェラーグボルテンの発音が近いらしい。う〜ん・・・何語読みをしていたんだか・・・でも、現地でも普通に通じていたんですけどねぇ(汗)

本当に周到な準備だったんだろうか(苦笑)



さてさて、話を元に戻していろいろぐぐって分かったことは・・・

  • 最寄の空港はノルウェーのスタバンゲル空港(SVG)
  • LysebotonはKjeragboltenへのトレッキングコースのスタートとなる駐車場に最も近い集落で駐車場から約7キロ(高低差約600m)のところにある。
  • 空港からのアクセスはレンタカーを使って約2.5時間かけてLysebotnまで行くか
    スタバンゲルの港から観光フェリー約4時間かけてLysebotnまで行く。(普通のフェリーだと約2時間)
  • スタバンゲルからLysebotnまでのドライブコースは非常に綺麗
  • スタバンゲルからのフェリーは観光フェリーも出ていてリーセフィヨルドが楽しめる。
  • ヘリコプターで移動すると時間が相当節約できる。
  • 実は前々から行きたいと思っていたPreikestolenも近くにある。
  • このKjeragboltenまでの道のりは下の駐車場から標準コースタイムで片道約3時間実はフェリーとは関係のない作業船です

う〜む・・・これならPreikestolenKjeragboltenを二つを一緒に回るしかない。ヘリコプターも魅力的ですが、フェリーでの移動は車も積むことができるということと、何かと車があるほうが自由度が高いということで

この二つ二日で回ってドライブ観光フェリーも楽しむという盛りだくさん計画で行くことにしました。というか、いろいろな時刻表や値段を比較検討した結果、車とフェリーで移動しないとうまく組み合わせられませんでした。

(飛行機)
それではまず飛行機の手配

スタバンゲルには日本からの直行便がないので、まずは日本でもメジャーなワンワールドアライアンススターアライアンスの就航状況と座席の空き具合をツールを使って調べてみます。するとLH(ルフトハンザ)やSK(スカンジナビア)やBA(ブリティッシュ)あたりだとうまく座席が取れそうです。
いろいろな接続が見つかりましたが今回はSKの属するスターアライアンスを使い、座席の確保が可能でかつ時間を有効に使えそうな

KIX(関西空港)→FRA(フランクフルト)→OSL(オスロ)→SVG(スタバンゲル)ルフトハンザのB747。これに乗っていきました。
という乗り継ぎで行くこと決定。これであれば朝に関空を出発して、その日のうちにスタバンゲルまで着ける予定が組めます。
ほかにもいろいろとルートの候補はあったのですがスタバンゲル=lysebotn間の観光フェリーのスケジュールが結構きついとか、スタバンゲル空港のレンタカー屋の営業時間の縛りが結構きついとかあってなかなかうまくはまりませんでした。(不安なので使いませんでしたが、ハーツのウェブサイトにはノルウェーのほとんどの場所で営業時間外の貸出、返却も可能であるとは書いてあります)

しかし、実は二日間で回るという計画を立てるのは相当手こずりました。
問題になってくるのは

  • スタバンゲル空港=スタバンゲル市内:バス
  • スタバンゲル港=Preikestolhytta:フェリー、バス
  • Lysebotn=Preikestolhytta:フェリー、バス
  • Lysebotn=スタバンゲル:フェリー
  • 最終日には16時までにスタバンゲル市内でレンタカーを返さなくてはいけない。

これを時刻表と組み合わせながらはめていきます。
(以下のリンクは2012年6月現在のものです。
リンク切れ等の場合は
http://www.norled.no/ 
http://www.boreal.no/ 
http://www.kolumbus.no/
から探してみてください。)

スタバンゲルのフェリー一覧 
Preikestolhyttaへのバス

スタバンゲル辺りで使える乗換案内みたいなサイト←これは非常に役に立ちました。

これらを見てみるとネックになるのは季節の関係もあり
スタバンゲル発Lysebotn行き観光フェリーは一日1便で10時発。
Lysebotn発スタバンゲル行き観光フェリーも一日1便で15時発。

普通のフェリーならもうちょっとあるのですが、まったく案内がないらしいので下からPreikestolenとKjeragboltenを見つけられそうにもありません。

 
これらを組み合わせて決まったのが・・・

(計画概要)
実行日2012年5月下旬

初日(移動日)

 9:40 KIX-FRA LH741 14:35到着予定。
16:05 FRA-OSL KH862 18:00到着予定。
19:15 OSL-SVG SK4047 20:05到着予定。
レンタカーを借りて途中の町まで進んでおく。
 
チャレンジ1日日目
 5:00 レンタカーでホテルを出発し8:00前にKjeragの駐車場到着。
 8:00 Kjeragbolten目指して出発。
10:30 Kjeragbolten到着
13:00 Lysebotn到着
15:00 スタバンゲル行きの観光フェリーでPreikestolhyttaに向かう
18:00 Preikestolhytta到着
 
チャレンジ2日目
08:00 Preikestolen目指して出発。
09:30 Preikestolen到着。
11:00 Preikestolhytta帰着
12:00 スタバンゲルへ出発。
14:00 スタバンゲル到着。散策。
16:00 レンタカー返却。帰路に就く。
 
これで当初の計画として決定です。
アルファロメオ ジュリエッタ これがレンタカーです

(準備編)
それでは次に準備を始めていきましょう。
もちろんトレラン
ファンの私としてはKjeragboltenまで走っていくつもりです。しかしながら内外のどこのサイト、ガイドブックを見てもこのトレッキングコースはかなり厳しいとの評価がついています。標準コースタイムも3〜4時間。距離片道約6キロ。高低差約400m。いろいろなサイトを参考にさせていただきましたがその中でもbelleduneさんのリーセフィヨルド周辺の旅行記雨のシェラーグ非常に参考になりました。遅ればせながらここに謝意を表したいと思います。ありがとうございました。

(地図)
さて、話を戻しましてトレラン用の準備ですが、そのために必要なもののひとつに地図があります。それも、あちこち調べていくうちにノルウェーの国土地理院(?)みたいなところが行っているサービス地図が手に入ることがわかりました。これも非常に役に立ちました。なお、ノルウェーでは位置の指定にUTM直交座標系が使われることが多いらしく、今回はその緯度経度の線を入れたものを使いました。もちろんGPSもそれに対応したものでないとだめです。
シェラーグボルテン付近の地図。ここで手に入れた地図をつらつらと読んでいくとやはり超えなければいけない3つの山の等高線が非常に詰まっていることが見て取れます。
これはかなりの傾斜だということを示しているわけで、これで足場が悪ければ相当な苦戦を強いられることになるでしょう。準備は抜かりなく整えなくてはなりません。
ところでこの地図のサイトでは磁気偏角に関する情報が見つけられませんでした。そこでざっくりとした情報でもと思っていろいろさがしていると・・・ありました。これなら磁気偏角に関する心配はしなくてもよさそうです。

(気候・天気)
次に気候や天気について調べてみます。
日本からでもスタバンゲルあたりの天気は何とか調べられましたがKjeragあたりになるとなかなか面倒です。しかしながら何とかKjeragの天気予報気候を見つけることができました。これらによれば私が行くころは平均気温が約5度。しかし、氷点下まで下がることは少ないようです。もちろん山の天気はこれよりも過酷ですから油断できません。降水量は少ないものの弱い雨と強風には注意が必要そうです。そして、スタバンゲルの公式ローカル情報サイトによればどうやらSirdalあたりでの雪が非常に多くKjeragへのトレイルはまだ難しいとのこと。う〜ん・・・しかし、この公式サイト、前述の情報の日付がないのと、結構古い情報もそのまま載せてるんですよねぇ。とはいえ不安はぬぐえない。


(ウェア)
ウェアに関しては基本的に気温が5度前後を基本として、最悪の場合には氷点下もありうるという想定で望みました。(ローマ字標記は海外で購入もしくは海外通販。カッコ内は最初に装備せず持って行ったもの、もしくは予備)
ウェア一覧

  • キャップ: アディダスランニング ADIZERO キャップ
    走るときに帽子は必須です。私は頭からの汗が多いのか汗をかいたときに帽子がないとかなりの量の汗が目に入ってきます。帽子をかぶるだけでかなり防げるので昼夜気温を問わずかぶって走っています。

  • イヤーウォーマー: The North Face Windstopper Ear Gear
    寒いときには必須アイテムです。強烈な風からも耳を守ってくれるので寒いときには大体使っています。

  • グローブ: The North Face Etip Pamir Windstopper Glove (メーカー不明 防寒手袋)
    手袋は寒さ対策とするのか、鎖場などでの怪我防止に主眼を置くかを迷いましたがやはり寒さ対策に主眼をおいて選びました。手足の末端がぬれてしまうときわめて疲労しやすいので予備ももって行きました。

  • ベースレイヤー: Arc'teryx Phase AR Zip Neck
    5度前後の寒冷地でのランニングのときには信頼を寄せているインナーです。吸湿発散と保温とのバランスが私好みです。個人的にはパタゴニアのキャプリーン2よりも使いやすいと思っています。

  • ミッドレイヤー: Patagonia R1 Full-Zip Jacket - Men's (ユニクロ プレミアムダウンウルトラライトジャケット)
    フリース製品に関してはパタゴニアに信頼を寄せています。日本で販売されるパタゴニア製品ももう少しリーズナブルになるとよいのですが。予備として薄いダウンジャケットも持って行きました。万一負傷して走れない場合などは体温が低下するので必要だと思っています。

  • アウター: (モンベル トレントフライヤー ジャケット・パンツ)
    私の周りではストームクルーザー派が多いのですが、やはり軽量のトレントフライヤーで。今回は強風にさらされたときからジャケットのみ着用しました。

  • タイツ: スキンズA200 メンズサーマルロングタイツ
    着用していてこういうのも何なんですが、コンプレッションインナーって効果があるんですかね?あまり実感してないのですが。とりあえずわずかな防寒性と紫外線防止ということで着用してみました。

  • ランニングショーツ: Mountain Hardwear Refueler 2-in-1 Short - Men's
    愛用品です。激しい雨のときには撥水性が弱くなってくると太股がやたら冷たくなる製品が多い気がします。これは今のところは大丈夫のようです。

  • ソックス: REI Merino Wool Light Hiker II Socks (REI Merino Wool Low Light Hiker Socks)
    靴下に関してはいつも悩んでいます。厚さ、長さ、クッション性、重量。いろいろ試していますが結論は出ていません。寒くなりそうなので暖かそうなのを選んでみました。(ただし重い) 濡れる可能性があるときはいつも予備も持っています。

  • サングラス: オークリー ハーフ ジャケット
    愛用品です。使いやすいように自分でちょっと改造もしています。レンズを変更し、イヤーソックの一部を切り落としてるだけですが。

  • シューズ: モントレイル マウンテンマゾヒスト
    愛用品ですがソールの減りがやたら早い・・・シューズってどのくらい持つんでしょう? 普通のランニングシューズは1000キロは持つっていわれましたけど、そこまでもたないですね。トレランシューズはもっともたない・・・走り方が悪いんでしょうか? 一応測ってみるとニュートラルなプロネーションらしいのですがどうなんでしょ?


走った後の考察としてウェアはほぼ妥当だと思います。スタート地点の駐車場での気温が車についている温度計で2.5度だったので、上で0度前後だったと思います。場所によってはかなりの強風が吹いていましたがアウターを着るだけで手持ちのウェア・装備で十分対応可能でした。

鎖場が多いということでもっとごついグローブも考えましたがこのグローブで十分でした。ただ、やはり事前の不確定な情報の雪が多いというのは正しい情報だったのでシューズが防水のほうがよかったと思います。とはいえこの時点で私は防水のトレランシューズを所有していないのでどうにもなりませんでしたが。手袋、靴下とも途中で着替えることはありませんでしたがもう少し距離が長ければ交換が必要でした。

(装備)装備一覧
  • ストック: Black Diamond Ultra Distance Trekking Poles
    愛用品です。軽くてバランスをとるのが非常に楽です。ただ、110cmなので、走るときにはちょっと長いと感じることもあります。

  • ザック: HOGLOFS ACE 12L
    手持ちのトレランザックの中では最大容量のものです。ただ、ストックの収納がついていないことが不満です。やはり、初級者は何かと装備が必要となるので、でかくないとだめですね。

  • ツェルト: エアモンテ パーソナルツェルト ヴィータ
    ツェルトというか、カッパというか、ポンチョというか・・・どんなときでも持っています。でも、使ったことはありません。つまり使えるものかどうかもよくわかりません。どなたかご存じないですかね?

  • コンパス: シルバ マイクロレーサー (Brunton Micro Mini Base Plate Compass)
    使いやすい。お勧めのコンパスです。本来はオリエンテーリング用みたいです。しかし、今回のノルウェー遠征でなくしてしまいました(涙)
    もちろん、もう発注済です。

  • マップケース: 自作
    クリアホルダーを切って作りました。結構使えますよ。

  • 地図: 1/25000の該当部分を印刷したもの (同一の予備を1枚)
    http://www.norgeskart.no/adaptive2/default.aspx
    このサイトで出力したものを使いました。お勧めです。

  • ハイドレーションシステム: Hydrapak Reversible Reservoir II Hydration System
    洗うのが大変なハイドレーションシステムですが、手を突っ込んで裏返せるのがいい。でも、プラティパスとホースの径をそろえてほしかった・・・

  • 水: 約1500ml
    ホテルの水道水です。水道水・・・お嫌いですか?
    さすがにこんな水道水なら避けます。

  • お湯: 約350ml
    昼ごはん用です。

  • 食料: サタケ マジックライス 牛飯、インスタントカップ豚汁、1本満足バー シリアルチョコ X2
    やっぱり、ご飯があるかどうかがグレードを決めますよね。

  • ライト: Petzl e+Lite
    愛用品です。暗くなるのがわかっていたらJETBeam BC25TIKKA XP2 CORE
    をもっていきます。

  • GPS: Garmin Forerunner 910XT w/ Heart Rate Monitor
    もともとはトライアスロン用のGPS、ハートレートモニターです。GPSとはいえ地図を内蔵していないので緯度経度しかわかりません。しかしスタート地点や、任意の地点の設定ができるので、迷子になったときに元に戻ることはできます。また、自分のたどってきた経路は表示できるので、行きに通ってきた道はわかります。単純往復の場合よく帰りの道で迷うので、そういった時にはかなり役に立ちます。 ただガーミンも、もうすこし日本の代理店が向上しないとだめなんじゃないですかね。

  • 携帯電話: iPhone 3GS
    日本で使ってるものです。関係ないですが最近電池のもちが悪化中です。

  • ポット: Klean Kanteen Wide Mouth Insulated Water Bottle 12oz
    正直いまいちです。かなり気温が低かったとはいえお勧めしません。昼過ぎには冷えていました。本当はアルコールストーブを持っていきたかったのですが、燃料用アルコールを飛行機ではもっていけないので使ってみました。

  • その他: 固定用テープ、絆創膏、はさみ、ダクトテープ、ライター、貴重品等
    悩みましたがクレジットカードとパスポートも持っていきました。重くなるとはいえ、車に置いていく勇気がなかった・・・

通常このくらいの距離でしたら昼食を持って走るということは考えられないのですが、さすがにまったく知らない海外でかつ、氷点下もありうるという状況では安全策をとってしまいました。ちょっと重いです。しかし、ちょっとした事故でも対応が大変なところなので、悩むところはすべてにおいて安全側に振っています。


とりあえず、長くなったので今日はこのへんで・・・
次回は移動日編です。




posted by だいごろう at 10:23| Comment(0) | TrackBack(0) | チャレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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